ウクレレで歌謡曲の楽譜を探しているのに、五線譜を見た瞬間に気持ちが折れてしまう。
そんな経験を、若い頃に何度か味わっていませんか。
退職後の穏やかな時間に、青春を彩ったあの曲をもう一度自分の手で鳴らしてみたい。
けれど楽譜が難しそうで、なかなか一歩を踏み出せないという声を本当によく聞きます。
この記事では、シニア世代でも気負わず弾き語れる歌謡曲の楽譜の選び方と、涙そうそうや乾杯といった名曲を厳選してお届けします。
無料・有料の楽譜サイトの賢い使い分けや、挫折しない練習ペースまで詳しくご紹介します。
読み終える頃には、最初の1曲がきっと決まっているはずです。
「もう歳だから」と諦める前に、ウクレレの4本の弦がくれる小さな喜びに触れてみてください。
楽譜が読めなくても大丈夫!
ウクレレで歌謡曲の楽譜を探すなら押さえたい入手ルート
ウクレレで歌謡曲の楽譜を手に入れる方法は、実はいくつかの王道ルートに絞られます。
それぞれに向き不向きがあるため、最初にざっくり全体像をつかんでおくと迷いません。
ここでは、シニア世代の方が使いやすい入手先を3つに分けてお伝えします。
ヤマハぷりんと楽譜の弾き語りジャンル一覧を使う
もっとも手堅い選択肢が、ヤマハぷりんと楽譜の弾き語りジャンル一覧です。
1曲ずつ購入でき、サンプル画像で難易度やコード進行をチェックしてから買えるので、無駄になりません。
特に「POPS(歌謡曲・演歌・フォーク)」のジャンルには、昭和から平成の名曲がぎっしり並んでいます。
紙で印刷して書き込みながら練習できる点も、老眼鏡越しに譜面と向き合うシニア世代にはうれしい配慮です。
無料コード譜サイトで昭和・平成の名曲を検索する
お財布に優しく試したい場合は、無料のコード譜サイトが心強い味方になります。
GAKUFU.GAKKI.MEやMUSIC-STYLEでは、歌詞の上にコードが並ぶシンプルな表示形式が中心で、ウクレレの弾き語りにそのまま使えます。
まずは無料で相性を確かめ、本気で仕上げたくなった曲だけ有料楽譜を買う流れが、無駄が出ません。
紙の楽譜集と電子楽譜を上手に使い分ける
ウクレレ弾き語り用の書籍タイプも、書店やAmazonで幅広く入手できます。
1冊で30〜50曲収録されているものが多く、単価に換算すると1曲あたりが割安になるのが魅力です。
一方、電子楽譜は思い立ったその日にすぐ手に入る速さが持ち味です。
どちらを選ぶか迷ったら、以下の比較を参考にしてみてください。
| 項目 | 紙の楽譜集 | 電子楽譜(1曲購入) |
|---|---|---|
| 価格の目安 | 1,800〜2,500円 | 1曲300〜500円 |
| 収録曲数 | 30〜50曲 | 1曲単位 |
| 書き込みやすさ | 直接ペンで可能 | 印刷すれば可 |
| 持ち運び | やや重い | スマホで軽快 |
シニア世代が弾きやすい昭和の名曲7選
ここからは、実際に多くのシニア世代が弾き語りを楽しんでいる昭和の名曲を厳選してお届けします。
いずれもコード数が少なめで、テンポも急かされない曲ばかりを選びました。
まずは全体を眺めて、心が動いた1曲から始めてみてください。
- 涙そうそう(夏川りみ)
- 木綿のハンカチーフ(太田裕美)
- 乾杯(長渕剛)
- いとしのエリー(サザンオールスターズ)
- 赤いスイートピー(松田聖子)
- 神田川(かぐや姫)
- 糸(中島みゆき)
涙そうそう ― ゆったりテンポで指も声も追いつく
沖縄の風を感じさせる涙そうそうは、テンポがゆったりしていて指も声も追いつきやすい1曲です。
コードチェンジの間隔が長く、次のコードを押さえる時間にゆとりがあります。
ハワイアン調のウクレレとの相性は抜群で、南国の名曲を集めたハワイアンの定番曲リストとあわせて聴くと、雰囲気の共通点にも気付けます。
木綿のハンカチーフ ― 3コード中心で始めやすい
ほぼ3コードで最後まで押し通せる木綿のハンカチーフは、初心者にとって最強の教材です。
男女の掛け合いになっている歌詞のため、ご夫婦や親子で交互に歌うと盛り上がります。
コード進行がシンプルで、ストロークの練習にも最適な1曲です。
乾杯 ― 家族の集まりで一番喜ばれる定番
乾杯は、家族の集まりや同窓会でリクエストの多い定番中の定番です。
ゆったりしたテンポと分かりやすいメロディーで、聴き手も一緒に口ずさんでくれます。
コード数は4つ程度で回るため、退職後に始めた方でも2週間ほどで形になったという声を多く聞きます。
いとしのエリー ― 少しの練習で味わい深く弾ける
いとしのエリーは、少し練習を積むと味わいが一気に深まる1曲です。
ゆったりしたバラード調で、感情を込めやすいのが特徴です。
孫の前で1曲披露するときの隠し球としても、驚くほど喜ばれます。
ウクレレの歌謡曲の楽譜は難易度で選ぶと挫折しない
ウクレレの歌謡曲の楽譜を選ぶ最大のコツは、自分の腕前に合った難易度を見極めることです。
好きな曲だからと難しい楽譜に挑むと、ほぼ確実に途中で挫折します。
ここでは失敗しないための3つの見極めポイントをお伝えします。
初心者はコード数4個以内から始める
最初の1曲は、コード数4個以内の楽譜を選ぶのが鉄則です。
4個以内なら手が覚えるまでの時間が短く、達成感を得やすいためモチベーションが続きます。
- C・F・G7の3コードで弾ける曲を最初の目標にする
- Am・Dm・Em7が加わる4コードで表現の幅が広がる
- Bm・F#7などのバレーコードは慣れてから挑戦する
転調が多い曲は最初のうちは避ける
サビで急にキーが変わる曲は、シニア世代の耳と指にとって想像以上に負担が大きくなります。
転調のない曲を10曲ほど弾きこなしてから、初めて挑戦するくらいでちょうど良いペースです。
楽譜のサンプル画面で、シャープやフラットが途中で急に増える箇所がないかを事前に確認しておきましょう。
原曲キーが高い場合はカポやキー変更で対応
男性が女性ボーカルの曲を歌うとき、あるいはその逆の場合、原曲キーが合わないことがよくあります。
ヤマハぷりんと楽譜には「移調機能」付きのデジタル楽譜もあり、自分の声に合わせてキーを下げてから印刷できます。
無理して原曲キーで歌おうとせず、気持ちよく歌える高さに合わせる柔軟さが長続きの秘訣です。
昭和フォーク・平成J-POPから選ぶ懐かしの弾き語り曲
年代別に懐かしの弾き語り曲を眺めると、自分の青春時代とぴったり重なる曲が見つかりやすくなります。
ここではフォーク世代・平成初期・演歌の3つの切り口でおすすめをご紹介します。
気になる曲があれば、まずは無料コード譜で歌詞とコードを眺めてみてください。
フォーク世代に響く吉田拓郎・かぐや姫の楽曲
1970年代のフォークソングは、ウクレレとの相性がとても良い年代です。
吉田拓郎の「旅の宿」やかぐや姫の「神田川」は、コード進行がシンプルでストロークもゆったりしています。
そもそも弾き語りと単独演奏ではスタイルが違うため、弾き語りとソロ演奏の違いを押さえておくと選曲の判断もぶれません。
平成初期のミディアムバラードは声を張らずに歌える
平成初期のバラード系J-POPは、力まず穏やかに歌える点が魅力です。
中島みゆきの「糸」や槇原敬之の楽曲は、テンポがゆったりしていて息継ぎの余裕もたっぷりあります。
加齢とともに高音が出にくくなった方でも、キーを1〜2つ下げれば無理なく歌い切れます。
演歌はイントロを省略してシンプルに始める
演歌は原曲のイントロが長く凝っていることが多いため、ウクレレ弾き語りではイントロを短く省略するのが定番です。
「舟唄」や「北酒場」など、コード数の少ない演歌からトライすると馴染みやすくなります。
三味線のニュアンスをウクレレで表現しようとせず、自分らしい素直な演奏を心がけましょう。
ウクレレで歌謡曲の楽譜を練習するときのコツ
ウクレレで歌謡曲の楽譜を練習するときは、練習方法そのものにコツがあります。
むやみに長時間弾いても指が疲れるだけで、実は上達につながりません。
ここでは、シニア世代でも無理なく続けられる練習の型を3つご紹介します。
1日15分・週4日のペースが挫折しない黄金比
もっとも大切なのが、練習のペース配分です。
1日15分・週4日という無理のないペースが、多くの方にとって最も続きやすい黄金比になります。
| 期間 | 1回あたり | 週の頻度 | 目安の到達点 |
|---|---|---|---|
| 1〜2週目 | 15分 | 週4日 | 3コードで1番を弾ける |
| 3〜4週目 | 20分 | 週4日 | 4コード曲を通しで弾ける |
| 2ヶ月目以降 | 25分 | 週4〜5日 | 歌いながら1曲仕上げる |
右手のストロークは4分打ちから覚える
右手のリズムは、まず4分音符を均等に4回打つシンプルな型から始めましょう。
複雑なストロークパターンは、4分打ちが安定してから徐々に肉付けしていく順序が理にかなっています。
最初から難しいパターンに挑むと、リズムがぶれて歌との同期も崩れてしまいます。
歌とコードを一緒にする前に片方ずつ固める
いきなり歌とコードを同時にやろうとすると、頭がパンクしてしまいます。
先にコードチェンジだけを口ずさみながら10回ほど繰り返し、次に歌だけをアカペラで確認します。
片方ずつが体に染みてから合わせると、驚くほどスムーズに一体化していきます。
無料と有料の楽譜を賢く使い分けるコツ
無料と有料の楽譜は、それぞれ得意分野が異なるため、賢く使い分けると練習効率が跳ね上がります。
むやみに無料だけで済ませようとすると、細かな表現が身につかないまま停滞してしまうことがあります。
逆に有料ばかり買っていると、相性を試す前にお金がかさんでしまいます。
無料コード譜サイトで曲との相性を試す
まずは無料コード譜サイトで、気になる曲との相性を確かめる段階が入り口になります。
歌詞の上にコードが並んでいるシンプルな表示なら、コード進行のざっくりした流れがすぐつかめます。
無料サイトの選び方や使い分けについては、音楽好きが愛用するコード譜サイトにまとまった一覧が参考になります。
本気で仕上げたい曲は有料楽譜で正確に覚える
相性の良かった曲は、有料楽譜で正確なアレンジを覚えると仕上がりが一段違ってきます。
有料楽譜には無料版にない情報が多く含まれ、細部までしっかり作り込めます。
- 無料コード譜:相性を試す・全体像をつかむ用途に最適
- 有料楽譜:正確なリズム譜・オンコード・イントロが載っている
- 楽譜集(書籍):関連曲をまとめて覚えたい方に向く
印刷して書き込めるようにするとレパートリーが増える
電子楽譜は必ず紙に印刷して、鉛筆で書き込みながら練習するのがおすすめです。
コードを押さえにくい箇所にマークを付け、自分だけの練習譜面に育てていきましょう。
使い込んだ楽譜が増えるにつれ、レパートリーも自然と広がっていきます。
まとめ:ウクレレで歌謡曲の楽譜を選び名曲を弾き語ろう
ウクレレで歌謡曲の楽譜を選ぶ流れを振り返っておきましょう。
ヤマハぷりんと楽譜や無料コード譜サイトを組み合わせ、コード数4個以内の曲から始めるのが失敗しない王道です。
涙そうそう・木綿のハンカチーフ・乾杯といった名曲は、シニア世代の指と声にちょうど良い難易度で、達成感も十分に味わえます。
1日15分・週4日のペースを守れば、2ヶ月後には1曲を家族の前で披露できる自分に出会えるはずです。
お気に入りの1曲との出会いが、退職後の毎日に新しい彩りを添えてくれます。
楽譜が読めなくてもウクレレは弾ける
「楽譜が読めないから無理」とウクレレを諦めていませんか。実は譜面が読めなくても、図を見て指を動かすだけで名曲を弾けるようになる方法があります。挫折せずに始めるためのコツと理由を、次のページでわかりやすく解説しています。

