ウクレレを1本持っていると、次の1本を選ぶ楽しみが出てきます。
けれど、コンサートとテナーのどちらにするかで迷い、決めきれずに時間だけが過ぎてしまう方は少なくありません。
2本目のサイズは、1本目のサイズ・体格・演奏スタイルの3つで決めると後悔しにくいと言われています。
音色や見た目の好みで先に決めてしまうと、抱えにくさや弾きにくさで手が伸びなくなることがあるためです。
そこで、ここではコンサートとテナーの違い・選び方の判断軸・タイプ別の適性を整理し、迷いを解消していきます。
読み終える頃には、これまでとは違う角度から2本目を選べるようになっているはずです。
楽譜が読めなくても大丈夫!
ウクレレのコンサートとテナーの違いを一覧で確認
ウクレレのコンサートとテナーは、サイズと音の性格がはっきり異なります。
まずは客観的なスペックの違いを押さえておきましょう。
ウクレレのコンサートとテナーのサイズ・音色・弾きやすさ比較表
両者の主な違いを一覧にまとめました。
| 項目 | コンサート | テナー |
|---|---|---|
| サイズ | ソプラノより一回り大きい | もっとも大きい |
| 弦長(スケール) | 約370~400mm | 約420~450mm |
| 音の傾向 | 高音の明るさと低音のバランス | 音量・低音・余韻が豊か |
| フレット間隔 | 比較的扱いやすい | 広く指を置く余裕がある |
| 弾きやすさ | 小柄な方でも扱いやすい | 手が大きい方に向く |
| おすすめ用途 | 弾き語り・コード弾き | ソロ演奏・Low-Gチューニング |
スケールが約5cm違うだけで、指の伸ばし方も音の響き方も変わります。
特にテナーはボディの容積が大きいぶん、余韻の長さが体感でわかるレベルで違ってきます。
もちろん、同じサイズ帯でも木材や作りによって価格差が生まれるため、価格帯による楽器の差を把握しておくと2本目選びの視野が広がります。
ウクレレの2本目にコンサートとテナーどちらを選ぶかの判断軸

ウクレレの2本目選びで迷ったら、感覚ではなく判断軸で決めるのが近道です。
ここでは、後悔しにくい2つの視点から整理します。
1本目のサイズと体格から選ぶ
2本目は、1本目からの自然なサイズアップを基本に考えます。
- ソプラノを持っている方 → コンサートへの移行がスムーズ
- コンサートを持っている方 → テナーで音量・低音を広げる
- 手が小さい・小柄な方 → コンサートが扱いやすい
- 手が大きい・ギター経験のある方 → テナーの指板に余裕を感じやすい
体格の話は、店頭で抱えてみるとイメージが変わることが多いものです。
夕方の楽器店で、少し照明を落とした試奏スペースにコンサートとテナーを並べ、両方を交互に抱えてみると、指の届きやすさや腕の疲れ方の違いが数分で見えてきます。
音色の好みより先に、まず身体に合うかどうか。
この順番を守るだけで、2本目が押し入れで眠るリスクは大きく下がります。
より広い視点で選びたい方には、サイズごとの選び方の全体像。
演奏スタイルと音色の好みから選ぶ
身体との相性を確認したら、次は「何を弾きたいか」で絞り込みます。
- 弾き語り・コード弾き中心 → コンサートのバランスの良さが活きる
- ソロ演奏・メロディ弾き中心 → テナーの広いフレット間隔が有利
- 明るく軽やかな響きが好み → コンサート
- 太く豊かな低音と長い余韻が好み → テナー
Low-Gチューニングで低音側を拡張したい場合は、ボディが大きいテナーのほうが音の伸びを引き出しやすい傾向があります。
一方、椅子に座ってのんびりコードを鳴らす時間を大切にしたい方には、コンサートの軽さが日々の練習の続けやすさに直結します。
あなたに合うのはコンサート?テナー?タイプ別診断
ウクレレのコンサートとテナーは、それぞれ合う人・合わない人がはっきりしています。
ここまでの判断軸をもとに、自分がどちら側かを確認してみましょう。
コンサートが合う人のタイプ
コンサートは、汎用性の高さで選ばれることが多いサイズです。
- ソプラノからサイズアップしたい方
- 小柄で楽器を抱えやすさで選びたい方
- 弾き語りやコード伴奏を中心に楽しみたい方
- 明るくバランスの取れた音色を求める方
- 2本目を無難に、失敗少なく選びたい方
ただし、コンサートはテナーに比べると音量と低音の厚みが控えめです。
ソロ演奏で音の伸びを最大限に求める方や、ハイポジションで単音を細かく弾きたい方には、フレット間隔の狭さが窮屈に感じられる場合があります。
テナーが合う人のタイプ
テナーは、表現力を広げたい方に選ばれるサイズです。
- コンサートからさらにサイズアップしたい方
- 手が大きい方やギター経験のある方
- ソロ演奏でメロディを主役に弾きたい方
- Low-Gチューニングで低音表現を楽しみたい方
- 音量・余韻・低音の豊かさを重視する方
一方で、テナーは弦のテンションが強く、専用弦が必要になるうえ、セーハコードを押さえる指の力も余分に要ります。
手が小さい方や、持ち運びのしやすさを重視する方には、ボディの大きさと弦の硬さが継続の妨げになりやすいサイズです。
まとめ:ウクレレのコンサートとテナーで後悔しない2本目選び
ウクレレのコンサートとテナーは、どちらが上ということではなく、選ぶ人の環境と目的で最適解が変わる関係にあります。
2本目で後悔しないためのポイントを、最後に整理しておきます。
- ソプラノを持っているならコンサート、コンサートを持っているならテナーが自然なサイズアップ
- 小柄な方はコンサート、手が大きい方はテナーが扱いやすい
- 弾き語り中心はコンサート、ソロ演奏中心はテナー
- 明るい響きはコンサート、太く長い余韻はテナー
- 可能なら店頭で両方を抱え、身体との相性を先に確認する
2本目のウクレレは「音色の好み」で選びたくなりますが、実際に長く手に取り続けられるのは、身体と生活に馴染むサイズのほうです。
そして忘れてはいけないのが、サイズ選びと同じくらい大切な「弾き続けられる仕組み」を持つこと。
2本目を手にしても、楽譜が読めない・練習法がわからないままでは、結局どちらのサイズでも眠らせてしまいます。
視点を少し変えて、続けられる学び方から整えてみるのも一つの選択です。
楽譜が読めなくてもウクレレは弾ける
「楽譜が読めないから無理」とウクレレを諦めていませんか。実は譜面が読めなくても、図を見て指を動かすだけで名曲を弾けるようになる方法があります。挫折せずに始めるためのコツと理由を、次のページでわかりやすく解説しています。
